割高感があると思う。
コピー商品が出回ってかつ、まだ
オリジナル商品に価値を見出す人が
少ない状況では仕方ないのだが、
やはり割引しろと言って来るお客様は多い。
そんな人に対しては、我が社の開発費用や
パテントへのご理解を頂き、アフターケア
も含めた値段だと話す。
中には、コピー屋の商品と比較されたり
してひどく不愉快になったりもするの
だが、解ってもらうまで言い続けるしか
ない。
そうやって地道な販促をしてきた結果、
徐々に「常連」と言われるお客様が
出来つつある。
さて、
そんな、常連客になりつつあるお客様の一人、
Qさん(男性)に対して、我が社はある時
大チョンボ
をやらかした。。。。。
彼は初めから、我が社の商品を多数
購入してくれた。
それが高値で売れてお互いに儲けたから
なのだが、年に何回も追加注文をして
くれる上客になったわけだ。
そこで、毎回こちらも彼のご希望通りのもの
を用意し、彼の会社にまで運んでいた。
と、ある日、、、、、
彼から営業の責任者である同僚に
「欠陥品をつかまされたぞ!!」
という電話が入る。
報告を受けて、私は
びっくり
すぐに同僚と我が社の営業部員が
彼のお店に確かめに行く。
と、確かに3日ほど前に納めた商品の一部に、
一様に不具合が出ている、という。
写真を社員が撮ってきて、帰社してすぐに私に
見せる。
んんんん、、、、、
これは明らかに、我が社で出す時のチェックミス。
実に初歩的なミス。
間違いなく我が社の責任。
私が見てなかったことも悪かった。
私はすぐに同僚に
「我が社のミスだ。全ての欠陥品を回収して
全額を払い戻せ。私(責任者)が謝りに伺うと伝えろ」
と告げた。
と、同僚はなにやら考えている。。。。
「ちょっと待ってくれ。僕に任せてくれないか?
考えがある」
さて、ここで悩む。
過去ログにもあるが、私はこの時中国(人)の習慣や
考え方の違いを勉強している最中だった。
私としては、中国であろうとどこであろうと、
商売のルール、人に対しての仁義(?)を通さなければ、
と思っていたのだが、
それが必ずしも中国では好まれるとも限らないし、
いい方に転がらないことが
ある、というのも実体験として学んでいた。
同僚は続ける
「任せてくれないか?中国人同士で話し合ってみたいから。
もしかしたら払い戻さなくても済むかも、、、」
うーん、、、、、、
しばらく考えてから返事する。
「解った。私は日本流にお詫びをして返金すること
が良いと思うが、あんたに任せる。
ただ結果が悪かったら、今後は私のやり方にするから」
同僚
「解った」
ってことで、この件は同僚に全て任せることにした。
さて次の日、
同僚は欠陥品を引き取りに行き、さらには
Qさんを我が社に連れてくる。
一応私も顔を出し、Qさんに謝る。
私
「申し訳なかった。全ては私の監督ミスだ。
今後のことは○○(同僚)が責任を持って対処するが、
納得がいかなかったら私に言ってくれ」
Qさんはうなずいてはいたが、顔は厳しい。
どうするんだ?(同僚よ、、、)
さて、約1時間後、、、、、、
同僚が私のオフィスにやってくる
「Qさんが△△(商品名)を○○個
ご購入するそうだ」
えっ??????
私
「欠陥品についてはどうなったんだ?」
同僚
「欠陥品の払い戻しはするが、
もし払い戻さずに我が社の他の製品を
購入するなら4割引で提供するがどうか?と進めたんだよ。
そしたら、それでいいって」
うっそ〜、、、、、、
我が社の商品はこのときはっきり言って品薄
だった。注文に対して数が足りず断るような状況。
売れ残っているのは、人気の無い商品の△△だけだった。
Qさんに対して
「割り引いて提供するがどうだ?」
といい、同僚は正直余り人気が無いものを格安とはいえ
売りさばいてしまったわけだ。
実はQさんには、以前も△△を売ろうとした。
しかしQさんは欲しがらなかった。
売れないと思ったからだろう。
とはいえ、4割引で手に入れば売り方はある。
ということで、
欠陥品をつかまされたことはひとまずそれとして、
その返金分にさらにお金を足して、△△を
購入してくれたのだ。
△△という商品は、日本では売れるが中国では売れ筋
とは言えない。難しいと思っていたのだが、同僚はそこで
4割引きで
お得感
を出すことで、売ってしまった。
欠陥品を掴まされて怒っていたQさんも、なんだか
満足げ、、、、、、
日本人的感覚からすると、欠陥品を掴ませた上に
口八丁手八丁で不人気商品を売りつけることに抵抗を
感じたのだが、Qさんの満足そうな顔を見ると、
まあいい、、、、、、、のかな?
と思ってしまう。
(ちなみに、4割引は我が社の利益を確保するギリギリ
の価格だ)
いや〜参った、、、
私(日本人)の感覚ならば
まずは謝って返金
が普通だろう。
謝罪や返金などの「誠意」を見せる前に、あるいは
見せると同時に他の商品を売りつけるなんて、日本じゃ
ご法度と言ってもいい。
さすが中国人。
商売優先
今後の参考に、と同僚にどういうことなのか
詳しく聞いてみる。
私
「Qさんは怒ってなかったのか?」
同僚
「怒ってたよ」
私
「それじゃ、なおさら売れ筋じゃない商品なんて
買わないだろ?」
同僚
「いや、そこは言い方がある。あんたはラッキーだ、
ちょうどキャンセルが入って処分に困っていた商品を
安く売るから、どうだ?って言ったの」
私
「・・・・・・・・・」
同僚
「だって、謝ったら何か脅されたりして損を受けるかも
知れないでしょ?それにミスをした会社ってことが評判に
なっちゃう。それよりも儲かる道を示してあげて
お互いにハッピーになった方がいいでしょ?」
ほえ〜〜
日本じゃさ、誠心誠意謝ることが評価される。
ミスをした後の対処が大事になる。
ミスを認めないことや隠すことは、それこそ
大きな損をもたらす。
しかし中国じゃ、ミスしてもそのまんま
認めないことが大事。
謝らなくていい、という意味じゃなくて、
ミスをミスのままにしないで、儲け話に
つなげるとか、違うことに目をそらさせる
というか。
実に勉強になった。
2年ぶりに風邪ひきますた、、、、
しんどひ、、、、、
鳥インフルエンザじゃありません、、、たぶん、、、
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【中国社会事情の最新記事】






中国人の友人がいる私の先生も、「中国には中国のやり方がある。日本流を持っていても駄目だ」と口をすっぱくするくらい仰っていましたが、まさに、といった感じですね。
ただ、私が実践しようとしても、やっぱり感覚的に違和感がありまくって、状況判断が難しいです(苦笑)
度胸がある中国人に任せたほうがいい部分ですねえ。
毎度書き込みありがとうございます!
即レスで(笑)
そうなんですよ、やっぱり中国人同士でやってもらった方がいいんですよ、こういう部分は。余りにも日本流と違いすぎて私では対応不可能。
中国人は商売上手といいますが、要するに中国人同士では、ということじゃないかと思います。
中国流も他の国では難しいでしょうしね(華僑が多いから成り立つか、、、)。
またいらっしゃって下さい。
ずいぶん前から読ませて頂いておりますが、ホントに勉強に成ります・・・。
私が勤める会社の取引先にも在日中国・韓国人という方などがおられ、仕事や取引で考え方の違いが不快で仕方なかったのですが、こちらを読ませて頂く様に成ってからは、こういった違文化の流れをくむ方達なのだから仕方が無いと思える様に成りましたし、理解も出来る様に成りました。
らんさん、健康にはくれぐれもお気をつけ下さいね。
>謝らなくていい、という意味じゃなくて、ミスをミスのままにしないで、儲け話につなげるとか、違うことに目をそらさせるというか
このあたりに、戦後補償に対する日本の方針の取り方についてヒントがある気がしますねぇ・・・日本人も隣国を嫌って否定するだけじゃなくて、その文化や考え方をしっかり学んで賢い対処をすべきですね。相手をよく知ることは結局自分のためになるのかもしれません。
よいお年を!
(って旧暦で動いてるから実感ないですかね?)
中華流の交渉に驚いた覚えがあります。
嫌悪したのでもなく感嘆したのでもなく
ただ「驚いた。」
今にして思えば理想的な中国への入り方
だったのかもしれません。
ちなみにインド流の交渉は‥聞かないほうが幸せでしょう‥
よく「危機はチャンスでもある」とかなんとか言いますが、日本では「誠実さを以って危機を乗り切り信用を勝ち得た」というパターンが普通ですから。
華僑成功の秘密の一端をのぞく事ができたような気がします。
この記事を中国BLOG記事アーカイブプロジェクトに推薦させていただきました。
http://www.chinawalkers.net/modules/weblog/details.php?blog_id=120
これぞ、「WIN WIN」なんですね。
ものは言い様とはいうものの、相手の期待に沿うネタをタイミングをそらさず出せるなんてある種「才能」です。
ビジネス書は本屋行って金出せば買えますが、これは買えないでしょ・・・あやかりたいものです。年末にいいハナシありがとうございます。
毎度興味深いネタばかりですが、今回のは特に共感しましたのでコメントさせていただきました。
私も中国で仕事をしていますが、こういうことはよくありますね。トラブルが起きたときは私が出て行くよりも、中国人同士で交渉させたほうがうまくまとまるということを最近実感しています。
中国人は転んでもタダではおきないというか、合理的実利的というか、たくましいですね。ビジネスでも日常でもそうです。
こないだ中国人の同僚みんなでご飯を食べに行ったのですが、料理に異物が入っていました。日本だとこういうときは店員や店長が謝って料理を交換ということになると思います。この場合は店員もほとんど謝らずにその代わりに別の料理と割引などをしてもらって丸く収まりました。
お体、お大事にされてくださいね。
商売人とは損得を互いに計算できる者同士という暗黙の了解があるはずで、損した場合は当人の計算ミス、じゃないですか?
欠陥品を手にした場合も幾通りかの対処の仕方があるはずで、その選択肢を示して貰ったという話としてもこの場合、読めますよ。
お正月はそちらで過ごされるのですか?
もしよかったら、中国のお正月風景を紹介してくださいね。
(そちらは旧正月なのかな?)
なんでも型にはめて対応しないと非常識の目で見られる日本の方が窮屈です。
うちも材料を有償支給してもらってるお客さん(本社は台○)が有るんですが、不良材送ってきて「材料不良の分は相殺で良いから加工してー」って言われましたよ。うちも相殺しても儲けが出る様な値段で使用品生産してますよ。日本人の商売方法なんて世界の中からみればマダマダ甘いって思いますけど・・・・。
反日暴動以来、陰々滅々の魔大陸の風聞にorzの日々だった。
ホリエモン並ですねQさん!
久々に前向きな「中華」を見た!感動した!!
まあ、中国の「ミスを認めない」のとは全然違うわけですが・・・
中国でお仕事されてる らんさんが、どうか中国色に染まりませんよう、心からお祈り申し上げます。
まあ、↑で書いたコメントは日本人向け限定ですが。中国人に謝罪は・・・
実に合理的な考え方ですよね。
怒られる方はストレスが溜まるし怒る方も体力を使う。そんな不毛な事をするよりもお互いが得をしてハッピーになる道を選ぶ。
なんだか感動ですねw
日本ではなかなかこのお話のとおりには進みそうにないですが、この考え方は見習うべきですね。
「あんたはラッキーだ」って思わず笑ってしまいましたw
同僚の方はどんな表情で語ったのでしょうね。凄腕ですね。
あああ、、、なんとなく一山越えてまた一山あるのでしょうか?
人間、生きることが修行なんですね。
頑張りましょう。
今回のお話はビジネス的にいえば、必ずしもおかしなことだとは言い切れませんよね。大事なことは、いかにお客の満足を得るかという視点で捉えれば、GJ!と言えるかもしれません。実際には、細かいことに拘っていると現在の中国のクオリティでは不良品が発生するなどは当たり前ですから、中国では仕事にならないので、その様な交渉術が生きてくるんでしょう。良く言えば合理的、悪く言えば結果オーライといったところでしょうか。素直な(?)日本人的な感覚からいうと理解し難いところですから、疲れるでしょうけど・・・
らんさん、風邪をひかれたそうですが大丈夫ですか〜?危険なウィルスには充分気を付けて早く良くなってください^^
そんな考え方でも、いいのか。。。
勉強になります。
これって、中国人特有のメンツとかと、リンクしてくるのかな?
お風邪、大事にしてくださいね。中国は旧暦だから、西暦での年末年始休暇は無いのかな?
大阪の場合は最初に「ボケェゴルァ!どないしてくれんのんじゃワレェ!」から始まりますからw
ちょっと違うと思いますよ。
先日も殿様商売で有名な半官半民の某電話会社から新しい回線の電話番号をもらうのに「この中から選べ」などと高飛車に言われたものですから「こっちは商売やっとんねんから語呂のエエもん持ってこんかい!」と怒鳴ったら語呂の良い電話番号がもらえましたw
怒鳴らないと良いサービスを提供しない日本(大阪だけ?)のビジネスの方がこのお話の中国のビジネスより不毛だと思いますね。最近は特にそう思います。
問屋のオヤジと取引した場合、実際は欠陥品を机の上に置いて首を捻ったりの演出をしながら「…」でこっちの言質を引き出そうとしますね、普通。
拝見していて、謝らない方がいいとされている国が結構あるのは知っていましたが、そんな魂胆があったとは!!
さすが「商人の中国人・職人の日本人」の差でしょうか?
日本人は、自分の仕事をいかに真っ当にするか?出来なかったら自分の恥!なところが正に職人なんでしょうね。
そうそう、私も中国人と関西商人(?)って似てるなあ、、と思う部分があります(笑)。まけてーなーという大阪のおばちゃんのたくましさと中国人が似てるというか(笑)。
この商売における大らかさ、合理的な思考は中国人特有かも知れませんね。よく言えば真面目、悪く言えば融通が利かない日本の商売からすると、この辺はとても勉強になります。
メンツと持ちつ持たれつ、落としどころを見つける(お互いに)のが上手なんでしょうね。
ただやはりこういったいい部分があると同時に、それ以上の無秩序やルール無視が、中国人との商売を難しくするんじゃないかと感じますねー。中国人にものを売るのは、売るときも売った後も大変ですから、、、(泣)。
中国での商売は中国人にやってもらうのが、一番いいと思います。日本人は管理にまわるようにして。っていうか、管理がとにかく大変ですから、それ以上の仕事は勘弁してくれ、、っていうことなのかも(わはは)。
風邪はおかげさまで、回復してきております。インフルエンザじゃなかったみたいで、熱も微熱ですみました。
2006年は日本での活動が増えると思いますので、健康面では不安が少なくなって嬉しいですー(笑)。
ではでは、皆様よいお年を!
またいらっしゃって下さい。