行って来ました雲南省2
の続き
さて、自称5ッ星ホテルで
快適な一泊を楽しんだ後は、
麗江最大の見所(?)
玉龍雪山(ぎょくりゅうせつざん)

これは友人からのもらいもので、冬の景色だ
麗江の北に位置する、標高5000M級の山であり、
万年雪をたたえる非常に美しい山。
麗江のシンボルだ
町のどこからでも眺めることが出来て、
まるで玉龍雪山が麗江の町を抱えている
ようにも感じる。
しかし雲南省はその名の通り、雲が厚く広く
立ち込めている上に今は雨季。
よほど運が良くなければ今の時期は、
山の全貌を麓からは観られない。
(上記の写真のように、冬ならこのとおり!)
我々が行った日は雨こそ降っていなかったが
やはり曇り気味。朝早い時間には雲も少なく
かなり全体が眺められたが、コロコロと変わる
山の天気のせいで、すぐに雲がかかってしまう。
こりゃー早く行かなきゃ、いつ雨が降るか
解らんぞ、、、
ってことで、5ッ星ホテル(自称)ご自慢の
生ぬるくて乾いた点心や
冷えて固まったちまき
芸術的辛さの米線(雲南名物の麺)や
乾いた生野菜などの
豪華な朝食もそこそこに、早々に出発した
玉龍雪山に登るにはまず、麓のバス乗り場に
行かなければならない。
市内から麓までは綺麗に舗装された道路が
走っている。この途中で「料金所」が
設けられている
ここで一人当たり120元(1680円)の
「自然環境保護」の為の代金(?)を
徴収される。
高いっ!!
料金所の数キロ前から、やたらと人が立って
いて車を停め様と必死になっていたのだが、
その理由が解った。
彼らは「ダフ屋」なのだ。
運ちゃんに聞いてみると「安くなるけど
かなり面倒くさい手続きが必要」だと言う。
それにだいたい「本物のチケット」かどうかも
怪しいもの(中華だからね)。
ってことで、我々は「正規料金」で入る。
そこを通過してさらに20〜30分ほど車を走らせると、
やっと麓のバスターミナルに到着。
そこで初めて「玉龍雪山に登る料金」
を支払う。これが一人160元(2240円)
つまり、玉龍雪山に登るためには
合わせて280元(3920円)
払わなければならないのだ。
高っ。。。。
よく雲南省の大理や麗江のツアーが日本の旅行社でも
企画されているが、大抵が
「玉龍雪山を眺める雲杉坪(玉龍雪山の対面にある、
標高3200Mくらいの草原地)」
へ登るコースしか組み込まれていない
当然理由のひとつには、玉龍雪山の展望台が標高4500M
にもなるため多少の「危険」が伴うからだろうが、
やはり「料金が高すぎる」為というのもあるだろう
旅行社の利益を考えたら、この倍くらいの
値段設定をしなくちゃならないだろうし。
自然保護も解るし、高くすることで訪問者を絞っている
のかも知れない。
観光地だから多少高いのは解るけど、
いくらなんでも高すぎないか?
と不満に思っていたのだが、麓のバスターミナルは
中国人で一杯!
中国人もリッチになったんだねえ、、
と失礼ながら感心して、まあいいかという気分になる。
っていうか高いと感じたらプライドが傷つくような気がする
(アホ)ので止める。
さて、麓で順番を待ってバスに乗り込む。
するとバスはロープウェイ乗り場まで
狭い山道を一気に登る
このバスはロープウェイ乗り場で、今度は
降りてくる人を乗せて下山するピストン
輸送をしているのだ。
ロープウェイ乗り場で既に標高3500M
かなり寒くて空気も薄いのでお客様が
心配になるが、全然平気そう
大和老人強し!(失礼)
でも一応、頂上(4500M)は相当に寒かろうと
いう事でダウンジャケットを借りて、酸素も
一応購入する
ここでまたデポジットを取られる
ジャケットの賃貸料自体は20元(280円)なのだが
デポジットが300元(4200円)、酸素は
1本30元(420円)なのだがデポジット含め
て50元(700円)取られる(酸素の缶を後で
戻す)。
不機嫌な従業員にジャケットを投げつけられ、
酸素をかったるそうに渡される。
全くどこに行っても、サービスよりもまず金金金。
マナーが悪い連中が多いのだろうから、
仕方ない面もあるが、従業員教育くらいしやがれ!
山の神様が泣くぞ!
さてロープウェイに乗り込むために、順番
を待つ。中華お家芸その2の「横はいり」
が出来ないようにか、人一人分の幅しかない
仕切りの中に並ぶようになっている。
これは合格
そしていざ、ロープウェイに乗り込んで
標高4500Mの展望台までズンズン登っていく
10〜15分ほどで展望台に到着
さっ、寒む〜
くっ、苦し〜
うっ、うるせ〜!!
頂上は真夏だと言うのにやっぱりとても寒い
特に雲が一面に立ち込めていて日が差さない
ので、冬のような寒さ。おまけに肺が空気を
欲しいと言っているのが解るような、息苦しさ
そして何より
4500Mでも大声で話しまくる中国人の群れ!
おまけに
4500Mでカップラーメンやら豚肉の燻製やらを
ガツガツ食う食う!!
せっかくの荘厳な景色が台無しだよ、、、、、
変わりやすい山の天気なので、雲が切れるのは一瞬。
その隙を狙って絶好の写真ポイントには中国人が
殺到する。
並んで写真を撮るのを
待っているのにどんどん横入りしてくる
しかしお客様もさすがに慣れて来た
一瞬雲が晴れたその隙に、中国人を押し分けて
絶好のポイントを奪取!!
中国語で「日本人だ!」と言っているのが聞こえるが、
どこふく風で(中国語が解らないからなんだが)
二人揃ってハイポーズ!
いけいけ大和老人(失礼)ー!
こうやって、
何とか頂上で万年雪をバックに写真を取り、
岩の隙間に咲く珍しい高山植物に感動して、
中国人の逞しさに
麓に降りる
ってか教訓
4500Mでも中華は中華!
酸素より耳栓用意!
さて、下山してお昼ごはんを食べた後
(ちなみにヤギ肉)は、
いざシャングリラ!
ここでまた補足
シャングリラはディチェンチベット族自治州にある、
州都でチベット族(蔵族)の町
野生動物や植物の宝庫であり、日本へのマツタケも
大量にここから送られてくる。
以前は中デン(デン、は句の中が口じゃなくて田)
と言っていたが、J.ヒルトンの小説「失われた
地平線」の中に出てくる「理想郷シャングリラ」の
モデルとなった場所ということで、最近名前が
変わったのだそうだ。
標高は約3300M、麗江からの高速はまだ整っておらず
(と運ちゃんは行っていた)、いずれにしても陸路で
行くならば山道を通らなければならない
麗江からの距離は約200Km(運ちゃん資料)である。
さて昼過ぎに出発して、どんどん山道に入っていく。
しかし今回は大理ー麗江の間よりもよほど道が
しっかりと舗装されているし、通る車の台数は
かなり多い。
この道しかないからだろうが、狭い山道をガンガン
飛ばしてくるバスやトラックとすれ違うたびに、
助手席に乗っている私はヒヤヒヤする。
切り立った崖の間を、ガードレールも無い
舗装だけは上等な道を進む。
すると雨が降ってくる。
だんだん酷くなる。
シャングリラに近づけば近づくほど、道の
舗装状態は良くなっていったが、
車のスピードは落ちて停まる回数が増える。
何故なら、、、、、
そう、ところどころで大小の岩が道路に散らばり、
さらに土砂崩れで片側通行になってしまっている
からだっ!!!!
ひえーーーっ!!
片側が完全に土砂で埋まった場所で、通行規制。
崖崩れを起こした、まさにその崖の前で
列になって待つ
我々も眠気が吹っ飛び、全員が崖を厳重監視状態
車内は自然と無言になる
運ちゃんは車から降りて崖の上を見上げては
車内に戻り、また外に出て見上げる、の繰り返し
前に待っている車の人も、崖を見上げている
左側にそびえる崖は、ところどころの岩盤が剥がれ落ち、
大きな亀裂が走っている
右側は断崖絶壁
そして激しくなる一方の雨の中、工事の人たちは
平気で談笑している
笑ってねーで、早く工事済ませろー(泣)!
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・
私は一応
「大丈夫大丈夫、こんなの普通のことですからー
(実際その通りだー!)」
と笑ってお客様に話しかける
余裕余裕、はーっはっは!!
、、、、と、
目の前にコロコロ、、、、、
拳大の石が数個
転がり落ちてきて、
跳ねるように
右側の崖下に消えていく、、
崖崩れ、
今ここで起きてますからー!!(泣)
普通じゃないですからー!!
(号泣)
約15分後、ようやくそこを通過(泣)
しかしその後も雨は益々酷くなり、
もはや数キロおきに崖崩れが起きた跡
に遭遇する状態
おまけにさらに増える道路に転がる大小の岩
生きた心地がしない
ロクに防護ネットも張っておらず、木もない崖だ
おまけにこの雨
いつ崩れるか、
いつ飲み込まれるか
車内はまるで通夜のように沈黙が流れる
ただひたすら山道を抜けることだけ待つ
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
そして無事、平原に出てシャングリラまであと
数十キロ地点に到達
もう崖の中を走ることはない
ばんざーい!
生きてるーー!!(泣)
と、心の中で絶叫しつつも、
お客様には
「もう大丈夫ですよ
と余裕をかますことは忘れない(泣)
そして間もなくシャングリラの街中に到着
外の気温は15℃で、冷たい雨が降り続く
おまけに標高は3300M
道中続いた緊張感+寒さ+標高
で私もお客様もヘトヘト
とにかくホテルに入って休もう
ってことに、あいなった、、、、
次回、感動のフィナーレ!?
薄くていいのに中国人、、、、
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夏ばて気味の小生にとっては、羨ましいのか、そうではないのか(ハッキリ言って、羨ましくは・・・、ないですね(爆)!)。
まるで「インディー・ジョーンズ」を観ているが如く、手に汗握る「臨場感」。流石らんさん、見事な描写力ですね。
次回、らんさん御一行を待ち受ける、更なる強烈な魔大陸の「罠」とは一体・・・。
ちょっと煽りすぎましたかね(笑)。
"インディージョーンズ 魔宮の伝説"ならず"魔大陸の伝説"ですねー。(ノンフィクション版だって)
以前お世話になった大先輩(大和老人です)がゴビ砂漠にお出かけ遊ばしたんです。
"食い物、トイレ、休息所に文句言うようでは○国旅行は出来ないよ"と宣っておられました。
さて、次回は感動の最終章。麗しきヒロイン、大和撫子らん嬢の運命やいかにー。
らんさんの逞しさに感動しつつ、次のお話も期待しちゃう罪な私です。
らんさん、がんばれ〜〜〜!!
今後気をつけます、はい。
で、旅行記もまた楽しいですねぇ。
(出版のお話があったようですが、旅行記だけでも出版できますよきっと。)
きょう中国産マツタケがたくさん輸入されたというニュースをやってました(NHK)けど、マツタケならさすがに農薬の心配はいらないかな?
鮮度維持のためのものは多少気になったりしますけどね。
ん、そういえば、「北」に出かけた小泉さんご一行も大量のマツタケもらって帰ってきたとかの騒動もありましたなぁ。
毎度書き込みありがとうございます!いやいや、本当に死ぬかも、、と思ったんですよ。実際この雲南の山の辺りでは崖崩れによる事故、死亡者が多発してますんで(泣)。ちょっとした冒険でございました、、、はい。さてこの後私を待ち受けるものは!!待て次号!またいらっしゃって下さい。
>りきまるさん
毎度書き込みありがとうございます!いや、失礼ながらも豚に真珠、中華に風光明媚な風景、なんて思っちゃいました。折角の綺麗な景色も中華にかかるとササクレ立ってしまいますんで(苦笑)。またいらっしゃって下さい。
>日本の小東洋さん
毎度書き込みありがとうございます!ええもう、その方のおっしゃるとおりですね。中華では本来旅の最大の楽しみになることが、最大の苦行になりますんで(泣)。またいらっしゃって下さい。
>なおたんさん
毎度書き込みありがとうございます!いやいやなかなかマッチョな旅行でした、ほんとに(笑)。なんで毎回毎回こうなるのか、私も不思議ですが、やはり嵐を呼ぶ女である所以でしょうか、、。またいらっしゃって下さい。
毎度書き込みありがとうございます!この人たちホント強いです。中華人に負けてませんでしたねー体力や根性では。さすが大和老人、見習わなければ!またいらっしゃって下さい。
>@岩手さん
毎度書き込みありがとうございます!コメント削除、大変失礼いたしました。いえいえ、ただ長かったので画面構成上削除させて頂いただけで、あの写真自体に問題はないんですよ。ほんとすみませんでした。マツタケは採集した後にすぐに真空パックするのがこちらのやり方だそうです。ですからほとんど農薬はかけてないと聞きました。日本人しかマツタケは買いませんから、日本好みに加工したりパッキングしたりしてますよ。ただ生ものですからね、腐ってたりということはあるそうです(ま、市場には流れないでしょうが)。またいらっしゃって下さい。
観光の人が多く来る場所でも、そんなに道が悪いなんて、、石がコロコロなんて、、コワイコワスギル〜
私は広州からアモイまで寝台バス?で行ったことがあります。熟睡していた事が今思うとコワイ!
もちろん?バスのトイレもひどい物でした(> <)中国人彼との旅行だったので、いろいろ聞いてて、初めは、長距離バスはみんな、バスから降りて外でします、って聞いていました。エ〜〜!!って思いましたが、信じられないトイレに行くよりもいいかな、なんて思ってました(^^;。でも我慢できなくて、実際バスの中のトイレ入ってみると、スリッパ、なんでこんなにびっちょびちょなのぉ〜〜(> <)!壁も何もかも水ではないものでびちょびちょでした。匂いもいっぱい。そのときもまたみんな嫌いになりましタ。
みんな、自分がよければそれでいいのかな、私には中国人はみんな仲間、みたいな感じに見えるときもあっていいねって思っていましたでも、こういうときだけなんで人のこと考えないでトイレ使うの!って思ってしまいます、、。潔癖性気味の私は中国の田舎旅行する自信がありません〜〜(> <)。失礼しました。
「自然環境保護」の概念があるのに安心(失礼!)。必ず使って欲しいですね、その目的に。
「横入り」防止の人ひとり分の仕切り、上海万博にも導入してくれるでしょうか。
さらに手に汗握る次号フィナーレを待ちます!
素晴らしいですね、五つ星って(笑)。
>酸素より耳栓
…どんな場所ですか?
コンサート会場?空港?
崖崩れですか怖いですね。山道の恐ろしさをこれでもかと言うくらい体験してますね。
爆笑しながら(失礼)読ませて貰いました。
次回のフィナーレも期待してます。
ではでは
よくぞご無事で帰還なされたと思います。
それから大和老人ってかなり体力ありますよね。
だてに戦時を生き抜いちゃいねえって感じで。
※松茸、場所によっては採取したあとに
薬品プールに入れるとこもあるです。
「横入り」で思い出しました。100円ショップのレジでよくC国人に横入りされるんですが、あれって「お家芸」だったんすね?
だったら仕方ないか・・・。おぃ
崖から落ちて死ぬ人が多い中国で、取引先のお客様をそんなところに案内できるらんさんの度胸にはまったく感心した。
ところで冬の写真は実に美しい。
毎度書き込みありがとうございます!深夜バス、そりゃ寝るが勝ちですね。観ない方が精神上安心です、はい(笑)。中国とは「自己中国家」の略ですので、、。またいらっしゃって下さい。
>にゃおんさん
毎度書き込みありがとうございます!上海万博まで体制維持が出来ていれば、、(怖)一人分の仕切りで対応することでしょう!自然保護目的、まあ大方は地元の役人達の懐に入ると思って間違いなさそうですが、、(とほほ)。またいらっしゃって下さい。
>アスピリンさん
毎度書き込みありがとうございます!ええ、よくもまああんなに空気の薄いところで騒げるもんです、感心しますねある意味。ホテルなどでもうるさくて安眠妨害されますから、中国旅行は耳栓必要です。またいらっしゃって下さい。
>ebiさん
毎度書き込みありがとうございます!マツタケは薬品プールに入れるんですか、、、あらまあ。シャングリラでマツタケ食べましたけど、結構お高かったです(それでも日本に比べたら破格に安いですが)。地元で食べるものは大丈夫なのかな。。またいらっしゃって下さい。
毎度書き込みありがとうございます!あら、知りませんでした?あれってお家芸なんですのよ(おほほ)。中国人はみんなとっても上手です、横入り。日本でやったら押しのけてやって下さいませ(笑)。またいらっしゃって下さい。
>楼主さん
毎度書き込みありがとうございます!いやー私もまさかここまで「恐怖」だとは予想してませんで、甘かった。度胸というか連れて来ちまったもんは仕方ないって感じで。ところで冬の玉龍雪山綺麗ですよね。今度は是非冬に行きたいもんです(まだ行くか??)またいらっしゃって下さい。
日本に輸入されている中国産まつたけ、国産に比べてとても安いけれど、その分香りも薄いように思いますが。
毎度書き込みありがとうございます!マツタケの味は、、、鍋(火鍋)に入っていたので、余り香りはしませんでしたね。量もちょっぴりで(泣)。でも何となくありがたい気持ちになるのは、日本人だからかしら、、。でも他のきのこの方が美味しかったです。匂いマツタケ味シメジとは良く言ったもので(シメジも食べましたよん)。またいらっしゃって下さい。