2006年07月23日

こんなん出ました〜!A

さて、ガッツリ!と
「不正の証拠」を掴んだ我々。


まずは、倉庫にあったA社の商品を押収、
全て中身を調べて記録してから、秘密の(?)
場所に隠す。


そして同僚と手分けして「裏伝票」を仕分け。


日にち、仕入れ回数(これは仕入れた際の箱が
相当数残っていたので)、金額、売り先
などを詳細に記録していった。


さらに会計から、彼らが管理していた店舗の
売り上げ帳や(表)伝票と裏伝票を比較


A社のどの商品を、正規のどの商品に代えて
誰にいくらで売りつけていたのか、を調べあげた。

さて、そして私はまとめたものをモトに
親会社に報告。

同僚は、A社の商品を買った顧客に
片っ端から電話して

「社員Lは不正によって訴えられるかも
知れないから、今後彼とは接触しないで
下さい(巻き込まれますよ〜)。
また我が社が後はフォローして代用品を用意
しますので、ご心配なく」

と根回しを開始。



さて
報告を聞いて、資料を見たボス(元ボスか)は

「よくやった!
いいタイミングで見つけてくれた!
これから合弁相手には正式に抗議する。
日本のB社についても追って抗議を入れるから、
先にお前はB社に資料を送れ。
それからA社の方はお前に任せるから対処しろ」

と言う(笑)。


ボスも相当苦々しく思っていたようだ。
中国政府系企業のやり方に。

頼まれて合弁したら、思いっきり
食い物にされて挙句に、合弁解消
となったら「お見舞金」まであげないと
出来ないってことで。


私はボスが初めから選択を間違っていた
(中国政府系企業と合弁したこと)と
思うが、まあ少しは逆襲できるネタが出来て
スッキリしたんだろう(苦笑)。

ボスはどうやら、社員の中でも強面の中国人を
使って逆に
「こんな不良社員を送り込みやがって、こるぁ!
見舞金払えや、ボケーっ!」

と脅しをかけたらしい(笑)。

さすが、
中国で儲けられる人は中国を知っているなあ〜
うん、
チンピラ度では負けて無いよ、ボス(笑)


まあ、脅した(?)だけらしいが(笑)
合弁解消にあたってこちらの損害や心配は
多少軽減された
(金銭というよりも、その後の運営において)。

まさにグッドタイミングだったのだ、
この事件発覚は
(いや、合弁解消前ならなお良かったが)。





さて、ところで気が付く人もいるだろう。

何故B社に抗議なのか、と。

B社はこれら政府系社員たちの転職先に
過ぎないじゃないか?と。





実は、
B社は我が社から社員Lを
引き抜いたのだ。

この事件発覚直前にそれが解った。
社員Lは出社せずに、B社の為に
我が社の経費で動いていた、それに
給与を払ってた、ということ。

といっても、当然このA社の商品を販売
していたのはB社に頼まれたのではないが、
他にもB社の為に土地オフィスを探したりと、
我が社に所属している間にやっていたと
いうことになる。


社員Lを引き抜いたことが解った時には、正直

「バカじゃね〜のか、B社は(失礼)」

と思った(笑)。日本語が少し話せるだけで
後の能力は普通かそれ以下(いや悪知恵だけ
は働く)、こっちからノシつけて差し上げますっ、
てな社員を

引き抜いてどうする?

当然、ボスはB社のやり方に
「アンフェアだ」怒っていた。

実はボスは昔、B社と一緒に仕事をしたこと
があり、中国ビジネスにおいては先輩の
ボスがB社を助けていたこともあるのだ。
つまり全く知らない仲でもないってこと。

しかし、
社員Lを引き抜いたのは、B社中国支部の
中国人社員。
(日本で働いた経験も長いベテランなのだが、
やっぱり中国人は中国に戻ると中華DNAが
騒ぐのかも知れない(苦笑))

この経緯をB本社(日本)は知らない。
あくまでも正式に、社員Lは我が社を辞めて
B社中国支部に入社した(研修中)と思っている、、、

ということで、ボスは
引き抜かれたのが社員Lだし(不要人員(笑))、
B社の中国人社員がやったことだし、
中国だし、と多めにみていたのだ。


しかし、この事件が発覚して
黙っているわけにもいかなくなった、
というわけ。


このB社、結構大きい企業なんだけどね。
それでも中国じゃこの有様なんだわ、、、



さて、ボスに「お前が(まずは)証拠提出を」と
言われたので、B本社に連絡をとる。


「お宅に引き抜かれた社員Lの不正が発覚した。
まだ所属はこっちだ。証拠品の写真と資料を
渡すから検討してみてくれ」



B社はてんやわんやの大騒ぎ。
そりゃ二重にビックリだわね。

まず社員Lの所属がまだ我が社で、引き抜いた
ことを知らなかったし、さらには現在進行形
で不正をしている、ってことも。

資料提出後、何度もB社から
確認の電話が私に入る。

大きな会社は面倒くさいね。
上にあげて確認して、また上に上げて
確認して、の繰り返しなんだろうね。

そんなに決定に時間がかかったら、
中国じゃチャンスは通り過ぎちゃうよ。
なんて思ったり
思わなかったり、、、、

それはともかく、
そうやって1〜2日は事実の確認作業と、
B社内での会議で対策が練られていた
ようだった。







と同時に、私はA社にも連絡をとった。
こちらも日本の会社(中堅どころ)。




まず、話が出来る部署にまわしてもらって
経緯を説明する。

「そちらの商品が大量に我が社の倉庫から
見つかりました。我が社の社員が副業として
売っていたようですが、そちらさんが頼んで
やったことですか?」


A社も、そりゃもう大騒ぎ。

A社は中国に現地法人を持つほどには進出
してないが、注文がくれば売ることはして
いるらしい。

その時点でのA社の言い分だと、
どうやら日本国内の中国人がからんでいる
様子。

古くからのお得意先だか何かが
保証するから安心、と中国の社員Lへ
どんどん商品を送っていたようだ。
そのお得意先の関係者に、社員Lを
知る中国人がいるらしい。

なるほどね、そういうことか。

知らなかったとは言え、ここで
日本側のルートを止めてらわないと
社員L包囲網は完成しない。

そこで
ちょっとキツク言わせてもらった。
(少し気の毒には思ったが)



「こういうケースって少なくないですから、
相手を調べずに中国に売るとトラブルの元
ですよ。それに御社の名前や商品を
どう使われるか、解りませんよ。ここで
見つけたから良かったですがねえ、、、」


相手
「そうですよね、、、、。余りにも予想外で、
本当にビックリしました、、、、」



「どこか正式な代理店を決めてやらないと、
海賊版や違法コピー、横流しや商標詐称
なんかにつながりますし(と、さりげなく
我が社が協力しますよ、とアピール(笑))」


相手
「ええ、、、本当にそう思います。」


A社側はとにかく想定外という感じと、
お得意先を信用して、、、と終始
言い続ける。だいぶ混乱してるな、こりゃ。

結局
「日本の協力者と思われるのを調べて、
社内で会議にかけてから連絡するので
しばらく待ってくれ」とのこと。

まあそう言うだろうな、
面倒なことになったなと思ってるね、
明らかに(苦笑)



















そんな作業を急ピッチで進め、
B社も、A社もてんやわんやで未だに
結論を出せないうちに(報告がないうちに)
社員L(リーダー格)が子分の社員Qを連れて
我が社にやって来た、、、、






















まだ引っ張る!(笑)
まて、次号!

あ、あと設定は多少変えてますが、
事件の内容自体は誇張はほぼありませんので
(すんごい誇張であったらどれだけいいか(笑))

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posted by らん at 00:21| 香港 ????| Comment(31) | TrackBack(0) | 中国社会事情 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
待て次回かぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

ロングロングでお座りしてます・・・
Posted by 緑色 at 2006年07月23日 00:43
うはwうははw
予想を超える話の展開www
次の話をテカりながら待っていますねw
Posted by 通りすがりのhanguryu at 2006年07月23日 01:03
わくわくw
気になるっvv
Posted by 杏 at 2006年07月23日 01:04
壮絶な修羅場が現れそうで、期待に胸がGカップに。。。
いや、私は男でした。。。
早く次回を書いてくれないと。。訴えてやる
Posted by 風来坊 at 2006年07月23日 01:39
これはワクワクする!!(失礼(笑))
ホントに中国でのビジネスは戦いですね!

何が正しいのか、誰がだましているのか、、、
この私には勤まらないことは確かです(笑)。
Posted by はっしぃ at 2006年07月23日 02:58
早速、読後感想文を。
虚々実々のやりとり、「中華戦国物語」?を1本見た気分です。くだらない映画を見ているより面白いじゃありませんか。しかもまだ続くか。
しかしよくもまあ、ここまで悪知恵が働くものだな中国人は。加えてそれをサポートするかのように協力する中国人関係者達。
日本人なら悪巧みに至る途上で誰かが忠告をするでしょう。不正は割に合わないよと。
話しから受けるに、正義へ引き戻そうとする社会のベクトルが全く働いていない印象です。

さあさあ、休憩は終わり。早く座席に戻って、スクリーンに向かい、第3部の始まりを待ちましょう。
次回はいよいよ大団円を迎えるのでしょうか。
Posted by はやおき at 2006年07月23日 06:17
らんさん、お忙しい中早速の続編のUP恐れ入ります。ううう続きが読みたい!!!
またしてもワクワクテカテカであります!
Posted by しろねこ at 2006年07月23日 08:41
早く!早く!
Posted by K at 2006年07月23日 10:48
初めてのカキコです。いつもあまりの事柄にすごく驚きながら楽しく拝見しています。このケースもすごいですね。続きが待ち遠しいです。それにしても中国には信じられないような事が驚くほど多いですね。
Posted by サブロー at 2006年07月23日 11:24
本当にいつもの事ですが中国の方のモラルの壁は極端に薄いですね。
半端な映画より面白いです。
CSIと肩並べられますよ(笑)。
これが無料で読めるから止められない止まらない。
Posted by 五月雨祭 at 2006年07月23日 12:08
第二波キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!!
感動のクライマックスを期待してまつw
Posted by 退廃ニート at 2006年07月23日 12:54
この際、広く結末を募集して
真実に迫った人に、賞品などを
プレゼントしては如何?

応募総数ウン十数は間違いない?
Posted by 中国万歳 at 2006年07月23日 13:02
面白い!!
3rdを期待しております。
Posted by ニポン人 at 2006年07月23日 13:10
快!快点〜!
Posted by 大陸老人 at 2006年07月23日 13:41
ドキドキドキドキ…
Posted by こう at 2006年07月23日 14:52
らんさん!早く次が読みたいよ〜!
Posted by 竹の子 at 2006年07月23日 15:23
爽快ですね〜w
次の更新がとても楽しみです!
Posted by ヒルデガルド at 2006年07月23日 16:05
くぅー次回が楽しみ
Posted by 中国検索エンジン at 2006年07月23日 17:12
まだ引っ張りますかw
くすくす笑いながらこれ書いてます。
次回は怒涛の最終回ですかw
それともまだ引っ張る?
なんにせよ楽しみに待ってますWWW
Posted by take at 2006年07月23日 20:00
「食う者と食われる者、そのおこぼれを狙う者。牙を持たぬ者は、生きてゆかれぬ混沌の国。あらゆる社員が不正する、中国のの会社。ここは、共産主義が産み落とした東アジアのソドムの市。日本の会社にしみついた金のにおいにひかれて、危険な奴らが集まってくる。次回『最終章』。らんが飲む、中国の烏龍茶は、苦い」
Posted by kkk at 2006年07月23日 20:00
んも〜肝心なところで引きのばすぅ〜。
早くね。
Posted by まんご売り at 2006年07月23日 21:30
おっす!おらゴクウ!なんだかワクワクしてきたぞ!
Posted by おらゴクウ at 2006年07月23日 22:20
ほんとに面白いですね(笑。
眺めてる分には。

さっきこんなニュースを読んだばかりです。
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081153531788.html
Posted by オジサン at 2006年07月23日 22:46
>(すんごい誇張であったらどれだけいいか

・・・信憑性とリアリティーを維持する為、あえて事実を割引いてお送りします
ってのがありますね。中国がらみの話だと・・。

#本買わせていただきました。
 イラストに大笑い(笑)
Posted by ぽてとぱい at 2006年07月24日 00:13
もう次回で最終回にしてね。
お願いだから(涙)

これ以上引っ張られたらおこるぞ!
(怒ってどうする)
Posted by とんぼ at 2006年07月24日 10:21
何度クリックしてもBにならないぞ!
パソコン壊れたか?
Posted by カンカン at 2006年07月24日 10:34
(´・ω・`)苦労しますね・・・
Posted by ゆうき at 2006年07月24日 11:05
映画化キボン。
Posted by ワツィ at 2006年07月24日 12:57
ここ二・三日ほど見ないうちに、こりゃまた楽しい展開になっていたんですねェ。
さて、この先はどうなるんだろう??
Posted by 彦勘助 at 2006年07月24日 14:46
ワツィさんの映画化ってウケる〜〜〜
Posted by おもちゃ at 2006年07月24日 14:48
ワクテカ、ワクテカw
やっぱり中国人の気質を知ってる人じゃないと中国人は御せないんですね。
Posted by jjj at 2006年07月24日 18:29
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