中国人社員の働きぶり
について、意見が分かれることがある。
中国人はよく働く
という意見と
中国人は働かない
という正反対の意見だ。
当然13億人(±1〜2億人)いるし、
一人一人で性格も違うのだから、さまざまな印象が
あっていいのだが、私としてはやはり傾向があると
感じる。
まず地域性。
北の人間は良く働き、南の人間は余り働かない
というのは時々聞く話だ(日本でも?)。
確かに私がいるのは南だからか「働かないな、、」
という印象の方をより強く持っている。
特に北部に在住している日本人と話したりすると
うちの社員は働かないなあ、、
(北部の労働者に比べてのんびりしているというか)
と感じさせられる。
また年代の差。
国営企業全盛期に働いていた、働いている年代
(30代後半以上くらいか、、、)は働かない傾向が強い
ように見える。
働こうと働かざろうと給与が変わらなかったの
だから仕方ないが(まあこの年代を日系企業が雇う
ことは少ないだろうが、、)。
対して若い人たち。彼らは経済活動の自由を許されている
からか、懸命に働き勉強する。
若い人たちだけを見たら、確かに中国人は勤勉である。
さらに階級(教育レベル)の差。
学が無く単純労働をする子達は、概して働く。
立場が弱く、いくらでも(無尽蔵と言っていいほど)代わり
が居るという自覚があるからだろう。
しかし向上心を持って勉強する子はこのレベルだと少ない。
意欲的な子は数をこなして小銭を稼ぐくらいか。
それに比べて大卒(教育がある子達)。
中国人の傾向だろうが、概して語学能力は高い。
日本語もあっという間に覚えてしまうし、
英語の発音もいい。
技術に関してもすぐに覚えて、もっと教えろと
言ってくるし意欲もある。
〜〜〜ちょっと話が反れるが、よく日本人で
「中国人は日本語がすぐ話せるようになる」とか「英語ベラベラ」
ということで「中国人は優秀だね!」と言う人がいるが、これは
間違いだと言っておこう。通訳でもない限り、言語は手段に
過ぎない。無いよりは有ったほうがいいが、それは言語能力の高さ
を表しているだけのことだ。確かに中国人は耳がいい(中国語の
発音と種類の多さに原因があるようだが)が、言葉が出来るだけ。
言葉が出来るだけで優秀と勘違いしている中国人は非常に多い。
これは優秀な学生ほど大学で外国語学科に進む(振り分けられる)
という中国の伝統と関係有るかも知れない。それに、
この中国人の言語能力の高さが、日本人の中国人に対する幻想
の一端を担ってる(外国語コンプレックスから)というのはあると思う、、、
と偉そうに書いているが、私の中国語能力はとても低い(笑)
〜〜〜〜〜
しかし、これはようするに
自分個人の能力を上げるための勉強や仕事
には非常に真面目に取り組む、と
言えるのではないかと感じる。
これが(以前も少し書いたが)
部下を育てる指導する(マネージメント)
新たな試みをする(工夫をする開発する)
といった点になると、途端に努力しなくなる。
自分で習得した技術をアウトプットしないのだ。
独り占めと言っていい。
そして
取得した能力と貯めたお金で起業し社長になる
のが、典型的な中国人と言えるだろう。
これは言い換えるならば
個人完結型の勤勉
であり、自分の直接な利益の為ならば働く(勉強する)が
他人のことは、会社のことは、地域のことはお構いなし
だし、時間がかかることもしたくない、である。
もちろん日本でも言えることだが、この度が過ぎる
のが中国人だろう。
この点で思い出すことがある。
大学の研究室に在籍していた時に、色々な国からの
留学生がいた。
その中に中国からのLさんという男性がいたのだが、
いつも朝早く研究室に来て実験をたくさんし、
語学も堪能だった。
しかし彼は勝手に高額な試薬を使い切って
しまったり、器具の使用順番を守らなかったりと
迷惑な個人行動が目立っていた。
私の研究室の教授はとても温厚な人で、かなり
多めに見られていたのだが、、、、
私がいた研究室は基礎研究が中心だったのだが、
あるとき、セミナーでLさんがこんなことを
言い出した。
「もっとお金になる研究をするべきだ!」
いや、理屈は解る。
研究の世界だって、経営感覚を持っていなければ
これからは特に難しいだろう。
しかし、基礎研究は利益をすぐには生まないが
応用ー>商品化に繋がる大事なステップ。
ある種、縁の下の力持ち的な研究であり、ここで
営利目的に走ったら、大きな成果(応用)を逃し、
小さくまとまってしまうだろう。
これを聞いて、普段は温厚な教授が怒った。
「基礎研究で金を求めるな!」
「裏方の仕事であることに誇りを持て!」
かなり気まずい雰囲気が皆に流れたのだが、
教授の怒りにLさんは黙り込んで、終わったのだが、、、、
まあ日本のアカデミックな世界にも問題は
多々あるだろう。
しかし基礎研究については、金にならないから
やりたがらない人が多く、だからこそ重要だと
感じる。ここに理解や援助(金銭的にも)が
なければ、日本の技術は根底から揺らぐ
(多少贔屓目もあるが、、(笑))。
応用研究、派手な研究ばかりが脚光を浴びるが、
その裏には膨大な基礎研究の成果が隠れてる
のが実際だろう。
研究者が崇高な理想や奉仕の精神を忘れ、
全員が金銭的なものに走れば、それこそ
K国のデータ捏造のような重大な事態が
日本でも起こってしまうことになる。
(日本でも捏造データがあることは否定しない)
この部分は私は教授のいうことがよく解ったの
だが、Lさんにわかったかどうか、、、、
と、ああでもないこうでもないと
書いてみたが、まとまらないなあ、、、
結論
中国人は自分(時に家族)とお金の為にはよく働くが
お金以外のためには働かない
これに尽きるか、結局(苦笑)
まとまりが無くてすんません、、、
くれぐれも中国人を動かすのはお金だという認識を
もって下さい(中国進出を考えている企業さん)。
上司の魅力、やりがい、ポジションなどは大して重要では
ありません(その点日本人ってなんて使いやすい人種なんだ、、、)。
ただ、彼らの貪欲さと自分(一族)の為だけとは言え一生懸命に学ぶ
姿勢は日本人は見習うべきでしょうね。ハングリー精神は
多くの今の日本人にありませんから、、、(私も自戒を込めて)
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昨日、ほぼ一日を費やしてブログを読破させて頂きました。(というか、面白すぎて止められませんでした。)
新聞・雑誌・人からのお話等で、漠然と「中国で起業するのは、とても大変なんだろ〜な〜」と思っていましたが、らんさんのブログのおかげでよ〜く分りました^^;
そんな異次元ワールド・中国で、自問自答しながら逞しく生きているらんさんってス・テ・キです!
これからもがんばって下さい!(ネタ探しに)
まぁ、基礎の重要性を理解しきれずに見た目の派手さや即物性を求めてしまうのは万国共通若者の特徴ですが。
ま、これまでの歴史も内戦/侵攻が延々と3千年も続けば「ファミリーも大事にする」し「稼げるうちに稼いで・・・」と言うDNAが遺伝子に組み込まれても不思議ではないと思いますよ。そんな奴らが世界中に居るんですからすごいですよね。
でも以前の日本人にもあったハングリー精神はドコに行ってしまったんでしょうね?
私の中国人の友人(北部出身者で日本に帰化して今は日本籍ですが)も、南部の人間は働かないと言っていました。なんとなく、発言にも北部の人たちは南部の地方の人たちを見下しているような印象を持ちました。
その友人とは最初、雇う側と雇われる側の関係だったのですが、優秀ということもあって、自分としては他の日本人従業員よりも重要な仕事をやらせて、尚且つ目をかけていろいろ教えていたつもりだったのですが・・・
しかし結局期待とは逆に、彼は退職しステータスの高い仕事に転職しました。今思うと、日本人的な感覚で給与を決定していましたので(在職期間の関係でまだそれほど給与は高くなかった。)、彼は自分に対する評価が低いと考えたようです。
そのとき初めて中国人の考え方を身近に知った瞬間でした。中国人にとって大事なものは、役職でもその仕事自体のやりがいでもなく報酬だと。
中国人にとってのステータスは「年収がいくらもらえるか」ということが最重要なのです。それこそ、その部分がよくいわれるメンツと絡んでくる部分なのでしょう。
・・・ちなみにその友人とは現在でも親友ではありますが。
「言葉が出来るだけで優秀と勘違いしている中国人は非常に多い。」
このくだりに溜飲が下がりました。
前に中国人ドクターの上司の下で仕事してたんですが、この上司、確かに日本語も英語もやたら堪能だったけど、部下をまとめるだのいっさいの管理能力はゼロかマイナスでしたもん。「医者」という肩書きに日本人はやたら弱いもんだから(確か中国って医学部でれば誰でも医者っていうレベルなんですよね?)、なんの実績もないのにやたら持ち上げられて、いきなり管理職だったんですよ…日本人ってつくづく肩書きや外国語力に弱いですね。
てめぇの興味に任せて、部下を使って調べさせる。ココポイントなんですけど、この上司、自分では調べないんです。で、さらに上の人間にそれをあたかも自分の手柄のように報告してました。会社の経費は湯水のように湧き出るものくらにに思ってたし。
部下の意見はすべて自分に対する「反抗」とみなし、権力ある人間には手段を選ばず擦り寄る。
まぁ日本人でもこのタイプいるんだろうけど、私はこの中国人上司に対しては管理者としても一個人としても認める点はひとつもありませんでしたね。
民間信仰っていろいろ共通点があって面白いので各国を旅するとき祠やマジナイ飾りばかり見て廻っているんですが、各地で出会う中華系を見てある共通点を発見しました。
「中国人の神=『金』」
わずかな英語と中国語しかできませんが旅ではそれほど不自由しません。そこで私も語学できる人に声を大にして言いたい。
「少しは本も読め!」
あくまで私感ですが(日本にいて外国人と接する人も含めて)言葉ができるヤツ=モノを知らない、なんですよ。それで無知を恥と思っていない。日本人が馬鹿ばっかみたいに見えて恥ずかしいです。
ところで正月に「初恋の来た道」見ました。オバさんのアタシも胸がキュ〜ン。涙涙涙。チャン・イーモウの新作の評判はいかがですか?日本ではもうすぐ公開です。
過去三千年間厳しい生存環境に置かれてきましたから個人/家族主義になるのも無理はないと思いますが。
この記事を中国BLOG記事アーカイブプロジェクトに推薦させていただきました。
http://www.chinawalkers.net/modules/weblog/details.php?blog_id=125
これは今の若い人達にも言えますね……。まぁ勝ち組・負け組なんてものも今じゃ〜普通に使われているし……嗚呼、最悪な日本になってきた……これから恐いなぁー
中国史において大陸南部にあった勢力が大陸の統一を成し遂げることがなかった理由がよくわかるエントリでございました。
「世の中は4種類の人間に分類することができる。」という話を思い出しました。
1)自分の為だけに努力する人
2)他人の為だけに努力する人
3)自分と他人の為に努力する人
4)自分の為にも他人の為にも努力しない人
これでいうと、中国人は1が多いのでしょうか。。?
4よりマシですよね。。
私は3の人間になりたいです。
先日、北京の街中を歩いている時、すれ違う人たちの顔を注意して観察してみたのですが、40〜60歳あたりの人たちの顔は緊張感に欠けるなあと、つくづく感じていたところです。しかし、60歳以上になると聡明そうで穏やかな顔つきが増えてきます。
40〜60歳は、らんさんの御指摘通り、働くことに意義を見出せない国営企業で働いていた人々ですが、赤い本を手に持ちながら先人の知恵を否定し、近代の知識に背を向けた世界の中で育った人たちでもあるんんですね。
らんさんの本文に、すでに答えが出ています。
「金のためによく働く」というのは勤勉ではありません。
「働くことはよいことだ」
「働かないことは悪いことだ」
こう考えて働くことが「勤勉」です。
従って中国人は「勤勉ではない」が正解ですね。
日本人も勤勉な人は少ないですが、少なくとも勤勉な人が多少はいます。
私は「出世欲」とか「お金のため」以外でよく働く中国人を知りません。
ちなみに私の妻は南米人ですが、彼女の親戚に時々こう聞きます。
「もしあなたが、もう一生働かなくても暮らしていけるだけのお金があったとして、それでも働きますか?」
すると、皆一様に「働くわけがないでしょ!」と答えます。一見働き者の人もそう答えます。
南米にも「勤勉」の精神はないようです。
遅れてすみませんが、まとめてお返事
失礼いたします。
中国人はお金で動く、、、どこの国の人で
あっても当然そうなのですが、やはり非常に
打算的な民族ですね。余り幻想を抱かれません
ように、日本人はお人よしですから(笑)。
どこまでも個人主義、家族主義ですからね。
国家はもちろん会社のことも考えない。
これ定説です。。。。
語学に関しては、やはり共○主義国家だから
でしょうか?または国内でいくつもの言葉が
話され、科挙試験でも漢文などがきちんと書けて
話せることが重視されたからでしょうか?
外国語が出来る人間が一番偉い!っていう
感じなんですよね。
言葉は大事ですが、話せるだけじゃ意味が無い。
通訳でも、優秀な通訳は相手の国も文化や国民
気質にまで精通してるもんです。言葉が出来ます!
だけの中国人(学生)がいかに多いことか、、
私個人としては、言葉が出来る中国人よりも
出来ない人を優先して採るくらいです。
それくらい、言葉が出来る(だけ)の中国人が
多いのです。
皆様ありがとうございました。
またいらっしゃって下さい。
ビジネスマンしか見ていないのでは
その国全体を語ることはできませんよね?
朝早くから暗くなるまで働く中国の農民は、日本の農民が無くした何かを持っています。
よく、中国の農薬汚染がどうの、という話を聴きますが
実際、農薬の使用料は日本のほうが多いんです。
総使用料ですよ。
こんな狭い日本のほうが中国より沢山の農薬を使っている。
日本の「農協」、「営農指導員」という仕組みがそうさせているのです。
機械化、農薬漬けの日本の農民は楽をすることを覚え
(高齢化だからある程度は仕方ないでしょうが)
中国の農民は一生懸命働いています。
「中国農民調査」(文藝春秋)もお暇でしたら読んでみてください。
その中国の農民に1000万円やってください。
次の日にはもう働かなくなっているはずです。
援農家さんのおっしゃるとおり、田舎には懸命に農作業をされている方がいらっしゃいます。でも、やはりお金があれば農作業なんかしたくない、と思っている人が多いのではないでしょうか。日本の農村に比べてはるかに厳しい労働条件ですから(「朝早くから暗くなるまで」働いてはいますが、とっても長い昼休みを取って、おしゃべりにしていますが)。
それと、中国では、「都市民」「農民」「牧民」などの戸籍の違いがあり、農村で生まれたら「農民」と分類され、勝手に都市に住みつくと違法になるとか。農民は農村で頑張るしかない道がないという不自由な境遇です。脱出する道は、子供を何とかして都市の会社に就職させ、呼んでもらうことぐらい。
家族の希望を背負って都市にでてきたらんさんの会社の農村出身の社員たちは、職を失わないように頑張っておられるでしょうが、それと「勤勉」という精神構造とはちょっと違うと思います。