大規模な改修工事をすることがあった。
工事の種類は多岐に渡っていたのだが、
その一つに雨が降った時の排水が悪いので、
それを直す、というのがあった。
社内が水浸しになる上に、凄まじい悪臭
が漂うので、頭が痛かったのだ。
工事期間は全部合わせて約1ヶ月と、
施工会社から見積もり書が届いたのだが、
もう少し早く出来ないか?と交渉する。
人数だけはやたらと居る中国人(とほほ)。
いざとなったら、もういいよ!というくらい
の人数が集まるので、
「人を使って半分の期間で出来ないか?
急いで欲しいのだが」
と聞いてみたのだ。
ちなみに、我が社で忙しい時期に時間労働者を
雇うことがある。単純労働をしてもらうのだが、
日給20元(約300円)
で、100人近くがあっという間に集まる。
他の会社では日給15元、12元、中には10元なんていう
のも聞くが、我が社は20元としている(この辺が
中国人の友人(経営者)に甘いと言われる(苦笑))
そんな中国なのだ。
さて、施工会社と話し合いをしているところに
友人のお金持ち(過去ログ:ああ人冶国家?参照)が
仕事絡みでやって来て、我々が話している処に
顔を出す。
やあやあ!!と挨拶をして、彼も同席して
皆で話を始める(大らか)。
と、友人が我々サイドの希望(早く工事を済ませる)
を聞いて提案する。
「囚人を使ったら?」
は???
囚人??
犯罪者??
実は、車で郊外を走っていたりすると
時々大勢の人間を荷台に乗せたトラックに
出会うことがある。
ぎゅうぎゅうに押し込まれていて、
全員が立っている場合が多い。
ある時、我々の車がこのようなトラックの後ろ
に付いてしまい、信号で止まった。
荷台に押し込まれた人たちは全員痩せていて、
ユニフォームのようなものを
着ている人もいる(全員ではない)。
後ろに止まった車の助手席の私をジーッと見る。
中国では荷台に乗っている人は珍しくないが(笑)、
あまりの人数と異様な雰囲気に、運転してる社員に
聞いてみた。
私
「彼らは何?」
社員
「囚人です」
私
「え????何してるの?移送されるの??」
社員
「彼らは時々道路工事などの労働をする為に、外に
出されるんです。」
私
「逃げないの?(手錠や足かせなどはされてなかった)」
社員
「もうすぐ刑期が終わる囚人に限られているし、
凶悪犯は対象外ですから。逃げたら恐ろしい罰を
受けるのが解っているので誰も逃げません」
私
「恐ろしい罰って?」
社員
「さあ、、、逃げたら刑期が3倍になるとか、
射殺されるとか聞きましたけど、、、、。
でも、皆刑務所なんかに戻りたくないし、逃げませんよ」
私
「・・・・・・・・・・・・・」
そう、この
刑期がもうすぐ終わる囚人達
に工事をお願いしたらどうか?と友人に提案されたのだ。
もちろん、誰でも頼めるという訳ではないらしい。
政府筋にコネが無いと難しかったり、
役人に賄賂を渡したりしないといけなかったり
(これはまあいつでもどこでも誰でもだが、、、)、
と、色々とルートがあるそうだ。
しっかしなあ、、、
余りにも斬新な(ある種合理的な)提案に呆気に
取られてしまった。
私
「それ、あんたに頼んだらできるの?」
友人
「頼もうか?」
私
「んんんん、、、、、、、」
考えてみた、、、、、。
興味もあったし、そういうやり方は私個人としては
悪いことじゃないとも思う。
ただね、、、
彼ら(刑期終了間際の囚人)に
きちんとお金が渡るなら
良い制度だと思うが(社会復帰も視野に入れてるしね)
その辺りは怪しさが漂う。
役人を肥え太らせるだけならば、利用したくない。
ちょっと悩んだが、断ることにした。
と、会議(井戸端?)を終えてオフィスに戻り
同僚と引き続き、工事予定とその他の仕事の
すり合わせなどを話す。
私
「しっかし、中国ってすごい国だねえ」
同僚
「囚人のこと?」
私
「うん。有効利用なんだろうけどさ、、、、」
同僚
「うちの会社、設立時の工事で
囚人使ったよ?
、、、、、_| ̄|○、、、、、
降参です、、、、
あんたらには、、、、
ちょっと中国から見づらくなってるみたいです
(Seesaaのブログ全体的にそのようですが(未確認))
記事アップは出来ますが、コメント返し遅れるかも
知れません。ご了承下さいませませ。
今年もよろしくお願いいたします。
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【中国社会事情の最新記事】







今年も楽しく拝見させていただこうと思います。
らんさんに幸多き1年でありますように^^
今年もよろしくお願いいたします。
今朝も5時半に起きて雪投げでした。この冬は大雪です。もう沢山!です。
中国はどうですか?
>ちょっと中国から見づらくなってるみたいです
>(Seesaaのブログ全体的にそのようですが(未確認))
>記事アップは出来ますが、コメント返し遅れるかも
知れません。ご了承下さいませませ。
このブログも中国政府の要注意マークが付いてるのかもしれませんねw
楽しく読ませてもらっております。
私の住むイタリアでも少しずつ中国人人口が増えてきておるようです。小さな町にも中華料理屋が溢れ、都会ではどれも似たようなインテリアもそっけない服やアクセサリーの店が軒を連ねてます。
ときには売れないピッツェリアを買いとってピッツァ釜の横で炒飯や餃子も出したりと、中国パワーにはさしものイタリア人もたじたじの様子。
中華料理屋はすでに国全体を網羅し、中国人によるタイ料理(辛くもなんともない、トムヤンクンを頼むとワンタンスープと同じだしのスープ)やら中華風えび天の軍艦鮨やらなんのタマゴか判別不能のイクラがでてくる鮨屋でアジア料理にうといイタリア人を惑わしています。
チャイナタウンとも言えないような中国人経営のぱちもんだらけ、安物だらけの店が立ち並ぶ地区を歩くたび、誰が買うんだ、誰が作ってるんだと首をかしげてましたが、らんさんのブログを読んで納得がいきました。「安物買いの銭失い」精神はユーロ参加により悪化の一方をたどるイタリア経済に悩む、ある階級のイタリア人をも侵しはじめているようです。とはいえワタクシも職人/アーティスト作品の超劣化コピーである蝶々のきらきらが可愛いヘアピンを8ユーロで購入してしまいました。反省。
長々と失礼いたしました。
素敵な2006年をお過ごしくださいね。
気軽に囚人、なのがワロタw
中国人に「前科持ち」という概念がなさそうな気がしますw
なにせ死刑囚の内臓を捌いて売り渡す国ですから……
この記事を中国BLOG記事アーカイブプロジェクトに推薦させていただきました。
http://www.chinawalkers.net/modules/weblog/details.php?blog_id=121
追伸:
中国からSeesaaを利用しているBLOGへのアクセスは全滅状態ですね。
どなたかがちょっとまずい写真を大量にアップでもしたのではないでしょうか。
今年も らんさん のブログを誠に勝手ながら楽しく拝読させて戴きたいと思っております。
僭越ではありますが初めてコメントさせていただきます。
囚人を使うことへの抵抗感ですが、日本でも北海道の開拓等に囚人を使用していたという例もありますし(勿論、それほど気軽にと言う訳ではないでしょうが)。
水晶玉覗きさんも仰られていますが、囚人に掛かる経費と出所後の就職を容易にする為にも軽犯罪者(何を以って罪状を軽微とするかは意見が分かれるとは思いますが)の刑務所外での勤労は日本でも推進すべきと個人的にではありますが思っています。
ほら、『罪を煮込んで人を煮込まず』っていうじゃあないですか。(^^
それよりなにより、やはり刑務官にいくら流れるかのほうが問題だと らんさん は判断されたということですよね?下記URL通り中共の役人に幾ばくかでも清廉を望むのはやはり考えが青いのでしょうか。
http://www.epochtimes.jp/jp/2006/01/html/d52636.html
コメントは2回ぐらいですが、ブログは必ずチェックして読ましてもらっています。中国の方の文化・考え方を知ることが出来て大変参考になっています。
僕の先生は(日本で働いている中国の方)、日本の文化や考え方に溶け込んでいますが、それでも僕は戸惑いを感じることがあり理解するときには、ここのお話を参考にしています。
未だに理解に苦しむのは、非常におおらか(大雑把?)な人達のようですが、繊細で壮大なものを作ることもあるので、どこでそのスイッチが入るのか解りません。
らんさんの頑張りが自分の励みになっています。お体に気をつけて、今年も書ける時はブログよろしくお願いします。
ある意味進んだ更正ですね(笑)。
日本でも導入される日は近いでしょう。
昨今刑務所の収容人員が飽和している事が判り危惧しております。
○日なんかの凶悪犯に恣意的な運用がなされそうですし・・。
去年の様なマスコミが伝えない中国などの一面を送られる事を期待します。
よっぽど朝○より良質なジャーナリズムになってますので・・。
本年も宜しく御願いします。
ひょっとしたら、真実を書きすぎて当局に睨まれ、意地悪されているかも?
なにしろネット警察とやらがあって四六時中監視しているそうですから。
今年もユーモア溢れる記事を待っております。
早速の抱腹ネタありがとうございました。
そちらでは「囚人」ですか。うちの田舎の田舎の方では道路修理(私道で共同使用分)にお金がないから自衛隊にお願いしたと言うのを聞いたことがありますよ。
(訓練の一環としてしてくれるみたいで材料費+お茶代ぐらいで済んだみたいです)
いずれにしてもそれなりに道路工事の仕方とかその他色々教育出来るし更生には良いんじゃ無いでしょうか。
それでは今年も宜しくお願いします。
それにしても…中国は合理的というか何と言うか。でも脱走→射殺なら逃げませんよね(笑)
その点、日本は甘い。だから日本で犯罪する?(罪を犯すのは、在日中国人のほんの一部だとは思いますが…。)
やっぱり、合理的…
本年もこのブログが更新されるのを楽しみにしております。
日本でも公共施設で使われる家具とか、刑務所で作られたものが結構あるんですよね。さすがに道路工事に駆り出すなんてことはないでしょうけど、意外に身近なところで係わりがあるらしいです。
まあ労働力としてコネや役人の一存で気軽に使えるっていうのはさすが中華クオリティですね。
有効利用といえば中国の死刑囚,臓器移植に大規模リサイクルしていることを中国当局もついに認めました。昨年の腎臓移植だけで6000例,うち95%が死刑囚からの提供(強要?)だとか。ちなみに04年の中国での死刑執行数は3400人(実際にはもっと多いという噂),腎臓の数は倍の6800個ですから,いやはや,ほとんどの死刑囚が腎臓を摘出されている模様。
事故死とちがってタイムリーな臓器供給が可能ですし,日本人への移植例も多いようです。このような「中国的合理主義」を一概に否定するものではありませんが,当局はボロ儲けしているようですし,交通違反の罰金と同じく「毎年のノルマ」があるのではと勘ぐりたくもなります。笑 まあ,幸か不幸か死刑に値する犯罪には事欠かないようですから,杞憂なんでしょうねえ。
中国のテレビや映画を見ていますと,死刑執行は昔ながらの「銃殺刑」です。もう少し近代化できんのかいなと常々思っていましたが,臓器移植が前提なら体を傷める「電気イス」や「毒殺」は論外だなと納得。さすがに「脳移植」はありませんので,頭部に一発打ち込んでお終い。いや,もちろん角膜を傷つけないよう細心の注意は払っていることでしょう,大切な商品ですから。
何時もROMですが、今年も楽しい記事を期待しています。どうか、魔大陸でも健康であられる事を祈念しております。
囚人達の社会奉仕活動に協力すると考えてみたら如何でしょう?
ボランティアだから囚人達にお金がいかないのは仕方無いと、割りきって考えるのも一つの手かと思います。
でも彼等を導入する為に、役人への金銭が必要になる事への抵抗が有るのは理解出来ますが。
次に何かの工事があるときは、検討してみるのも良いと思います。
日本ではなかなか見られない事だし。
囚人使うという話は別に珍しくないのではないでしょうか?確か、囚人が作った家具とか食器とか結構安くどこかで(日本)売っていたような・・・何やら職業訓練になるとかならないとか。
>でも、皆刑務所なんかに戻りたくないし、逃げませんよ」
と仰る点については日本も緊急に見直すべきでしょう。
刑務所の居心地が良いので気軽に犯罪を犯す特定アジアの皆さんや出所後の生活不安から再犯して刑務所に戻りたがる方々で日本の刑務所は定員オーバーです。
我々は「戻りたくなる刑務所」を支えるために税金を納めているようです・・・
ここを見てる出版関係の方、検討してますよね?
日中がこんなに険悪になっている今だからこそ、善いも悪いも含めた「等身大の中国」を知って欲しいと思いますね。
特に特定アジアに無償の愛を注ぐ朝日新聞さん、子会社の出版社から是非らんさんに打診してみてw
出来るだけ娑婆に近付けるかの様になって来ました。これでは衣食住と医療が保障されているので、下手に仕事をするより刑務所入りを願う者が後を絶たないと思います。少なくとも囚人という地位が過酷なもので、刑務所などに入りたくないと万人が考える様にならなければ犯罪の減少など望むべくも有りません。其の点中国のやり方は、生体リサイクルや労働力として活用したり、生死を囚人自身に選択さたりしているところなど感心する所もあります。日本では口に出来ないことですが。
すごい発想ですね。
なるほど、なるほど。。。。。
本年も楽しませて頂きます。実は5,6年前
大連に行った時、旅順迄の鉄道工事を囚人約100人位で作業していたのを思い出しました。また、大連市内でも見かけた事があります。いずれも日本で言う公共工事だった気がします。日本でも家具関係の知人が刑務所に頼むと安上がりだと言っていましたが・・・。
新年そうそうスケールの大きな話で(笑)興味深く拝見しました。
囚人労働ですか・・・「風と共に去りぬ」でスカーレットが自社工場の効率のために囚人をコキ使っていたのを思い出しました。
えげつねえ女と反吐が出ましたが、リアル世界は更にえげつない orz
あっけらかんとしてるのが救いといえば救いでしょうか・・・??
http://www.keimusagyo.go.jp/sagyo/index.asp
製品を一般に安く展示販売もしています。
後継者不足の伝統工芸品(御輿など)は刑務所で技術を
継承している物もあるようです。
模範的な受刑者には、刑務所の外で農作業などを
させる計画もあるようです。
遅れてすみませんが、まとめてお返事
失礼いたします。
日本でもどこでしたか、過疎の町の農業を
囚人が手伝うという事業が為されるという
話があったかと思います。これは私も大賛成。
是非早く進めて欲しいと思いますね。もちろん
犯した罪の大きさや懲役の残り期間なども
配慮するべきですが。
そして、囚人自らが自分達にかかる費用を賄う
為にも大事ですよね。犯罪天国といわれる一旦
が至れり尽くせりの刑務所システムにあるとも
言われておりますし。ただで健康管理してもらって
3食付きですからね、ホームレスの人よりもよほど
いい暮らしです。
しかし痛し痒しですよね。刑務所の居心地が
いいと犯罪者が戻りたくなる。かといって、中国
のように人権侵害が進んでは困るし、、、、。
模範囚はもっと社会貢献、社会復帰を考えた
合理的現実的な扱いを受ける(する)べきだと
言うのは本当にその通りです。
日本と中国を足して二で割ったら
ちょうどいいでしょうか?
皆様ありがとうございました。
またいらっしゃって下さい。